ヤマハ発動機の通学向け電動アシスト自転車「PAS ULU」(18日、東京都千代田区)

ヤマハ発動機は18日、通学向けの電動アシスト自転車「PAS ULU(パス ウル)」を2025年3月21日に発売すると発表した。デザインに加え、機能性も重視する学生をターゲットに走行性能や荷物の運びやすさを高めた。価格は15万5000円。

走行距離は最大106キロメートル(1回の充電あたり)。バスケットなど重たい部品を車体中心に寄せて安定性や操作性を高めた。バスケットの耐荷重は5キログラムで、教材や部活動などで荷物の多い学生も使える。

バスケットの耐荷重は5キログラム(18日、東京都千代田区)

ボディーカラーは「マットカーキグリーン」や「マットブラック2」など全4種。好きな色を使いたいが悪目立ちしたくないという学生の声に応え、落ち着いた印象を与える色味に仕上げた。

人手不足などを受けて路線バスやスクールバスが減っている地域は多く、通学向け電動アシスト自転車の需要は伸びている。通学モデル開発担当の古賀知己氏は「座席やハンドルを見直して、性差なく幅広い身長や体格の人がゆったりと使えるようにした」と話した。

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