奥村組は14日、提出期限を迎えた2024年4〜9月期の半期報告書について関東財務局に期限の延長を申請し承認されたと発表した。延長後の提出期限は25年1月17日となる。同社は受注した工事間で経費を付け替える不適切な原価管理が発覚し、調査による決算数値の確定に時間を要するとして、24年4〜9月期の決算発表を延期した。
4〜9月期の決算短信についても半期報告書の期限までに報告するという。不適切な原価管理は内部通報を受けて発覚し、10月に社外取締役を中心とした社内調査委員会を設置して調査している。調査結果を踏まえて、監査法人による追加的な監査手続きも必要となる見込みだ。
同社は「株主をはじめ関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしており、心よりおわび申し上げる」とコメントしている。
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