電解銅箔専業の日本電解が13日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、50億円の最終赤字だった。前年同期は4億200万円の赤字だった。米国での新工場建設計画の見直しで、減損損失28億円を計上したことなどが響いた。
売上高は前年同期比3%増の88億円、営業損益は10億円の赤字(同5億4500万円の赤字)だった。
車載用電池用銅箔は、ハイブリッド車(HEV)向けは好調に推移したが、電池のみで走るバッテリー電気自動車(BEV)が北米市場で低迷し伸び悩んだ。回路基板用銅箔は、海外銅箔メーカーとの価格競争が激化し、米国で販売が減少したという。
25年3月期通期の連結業績予想も下方修正した。最終損益の予想は従来18億円の赤字だったが、52億円の赤字を見込む。売上高の予想も従来の214億円から、190億円へ下げた。
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