日銀が発表した10月の企業物価指数の速報値は、2020年の平均を100とした水準で123.7となり、去年の同じ月と比べて3.4%上昇しました。
伸び率は9月の3.1%から拡大しています。
日銀は要因として、コスト上昇分の価格転嫁が進んだことなどで米の価格が上がったことや、市況の上昇に伴って銅の価格が値上がりしたことなどを挙げています。
一方、円ベースでみた輸入物価指数は、去年の同じ月と比べてマイナス2.2%となりました。
伸び率がマイナスになったのは2か月連続で、外国為替市場で円高傾向となっていたことや、原油価格が下がったことなどが影響したとしています。
日銀は、輸送費や人件費の上昇などを価格に転嫁する動きが中小企業などでも、さらに広がるかどうか注視するとしています。
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