原材料の高騰や輸送コスト増で、ワインや焼酎、ジンなどの販売価格を引き上げる

キリンホールディングス傘下のメルシャンは12日、ワインや焼酎、ジンの約60品目を対象に6〜16%値上げすると発表した。2025年3月1日から卸向けの出荷価格に反映する。原材料の高騰や輸送コスト増で、販売価格に転嫁する。

ワインは国内製造品と輸入品を対象に6〜11%上げる。ワインの値上げは7月以来で、22年以降では5度目となる。同社は値上げ理由に「生産性の向上など経営の効率化に努めてきたが、自助努力のみで各種コストの上昇分を吸収することは難しい」と説明した。

国内製造ワイン「ビストロ ペットボトル やわらか赤」720ミリリットルは参考小売価格を540円(税抜き)から30円引き上げる。輸入ワインの「カッシェロ・デル・ディアブロ デビルズ・カルナバル スペクタキュラー カベルネ」750ミリリットルは1590円(同)から130円上げる。

焼酎やジンも8〜16%値上げする。焼酎「八代不知火蔵 25度 むぎ焼酎 白水」720ミリリットルは820円(同)から60円引き上げる。

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