12日の東京株式市場で日産自動車の株が一時前日比76円(21%)高となる444円60銭まで上昇した。日産が11日に提出した2024年4〜9月期半期報告書で、アクティビスト(物言う株主)のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントとみられる名が新たに入った。今後の企業統治改革に対する思惑買いが先行した。
エフィッシモは旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド。川崎汽船などの大株主としてしられる。上場子会社の日産車体の株式も3割保有している。
大株主名簿にはエフィッシモがよく使う「イーシーエム」の名が入ったファンド名が9月末時点で2.5%の保有割合として記載された。市場で伝わるとともに上げ幅を広げる場面があった。
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