大手ゼネコン決算では資材高で軒並み悪化した建築工事の利益率改善が焦点だ
11月12日の主な予定は以下の通りです。日経電子版のビジネスセクションでは、注目企業の動向や決算を速報し、解説記事を随時更新していきます。

【正午以降】 鹿島と清水建設が4〜9月決算を発表

鹿島と清水建設が相次ぎ4〜9月期決算を発表し、上場大手ゼネコン4社の決算が出そろいます。資材高で軒並み悪化した建築工事の利益率改善が焦点となります。

【午後3時】 10月の工作機械受注額の速報値が発表

日本工作機械工業会(日工会)が10月の工作機械受注総額(速報値)を発表します。9月の確報値は前年同月比6%減の1253億円と2カ月連続でマイナスでした。国内や欧州の長期低迷が響きました。日工会は足元の受注環境を「調整局面から回復局面に向けた転換期」と認識しています。大型受注が相次げば、3カ月ぶりのプラスとなる可能性があります。

【午後4時】 東京エレクトロンが4〜9月決算を発表

東京エレクトロンが4〜9月期決算を発表します。生成AI向け半導体で高まっている広帯域メモリー(HBM)などの需要を取り込んでいるかどうかが焦点となります。軟調なパソコンやスマートフォン向けロジック半導体分野の状況に加え、半導体輸出規制を見越した買いだめで好調だった中国向け販売の動向もポイントです。

その他の決算発表

大和ハウス工業、サッポロホールディングス、出光興産、コスモエネルギーホールディングス、シャープ、ソフトバンクグループなどが予定されています。

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