自動車用駆動系部品製造のユニバンスは11日、2025年3月期の連結純利益が前期比13%増の20億円になる見通しだと発表した。従来予想の25億円から5億円の下方修正となる。中国や北米で受注が落ち込む。大口取引先の日産自動車の販売不振や生産能力削減が響くもようだ。売上高は5%減の500億円と従来予想を40億円下回る。

同日発表した24年4〜9月期連結決算は売上高が前年同期比13%増の282億円、純利益が71%増の18億円だった。タイで北米市場向けの駆動装置などが半導体不足の影響解消で増えた。中間配当金を前年比2円増やして7円とし、従来予想を1円上回った。

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