がん免疫総合研究センターBristol Myers Squibb棟(京都市)

京都大学は11日、がん免疫療法などを研究する「がん免疫総合研究センター」の中核施設を開所したと発表した。米製薬大手ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)からの寄付金など約90億円を投じた新棟で、これまで医学研究科の複数の場所に分散していた研究者が集まり、実験や研究で協働しやすくなる。

がん免疫総合研究センターBristol Myers Squibb棟(京都市)

新設した「がん免疫総合研究センター Bristol Myers Squibb棟」は、延べ床面積9500平方メートル。地上5階、地下1階で、免疫細胞をイメージした円形の外観が特徴だ。BMSからの55億円の寄付のほか、国からの補助金も活用した。同センターはノーベル賞受賞者の本庶佑特別教授がセンター長を務めている。

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