2023年8月に開かれた「大曲の花火」の大会提供花火=大仙市提供

秋田県大仙市は1日、2024年夏にカナダで開かれる国際花火競技大会に出場する費用の一部を「ガバメントクラウドファンディング」で募り始めた。ふるさと納税制度を活用した資金調達手法で、市は1000万円を目標にする。

日本の伝統文化でもある花火の魅力を海外でアピールし、花火玉の輸出拡大やインバウンド(訪日外国人)誘客につなげる。

出場するのは「モントリオール国際花火競技大会」。大仙市や大曲商工会議所でつくる全国花火競技大会「大曲の花火」実行委員会が、響屋大曲煙火、和火屋、小松煙火工業、北日本花火興業の地元4社に花火玉の製造や演出、打ち上げを委託した。

寄付は4社の渡航費など出場にかかる費用、日本の花火の海外展開に必要な費用に充てる。

カナダのモントリオールで毎年6月下旬〜8月上旬に開かれる大会は、品質や安全性、独自性などによって審査する。8〜9社が週替わりで花火を打ち上げ、大仙市の4社は共同で7月4日(日本時間同5日)の出場を予定している。

【関連記事】

  • ・夜空で競演1万8千発 秋田、大曲の花火
  • ・花火の響屋大曲煙火、海外販路開く 24年に北米・欧州

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。