家庭用浄水器メーカーのタカギ(北九州市)の新本社工場が同市内に完成し、1日に竣工式を開いた。旧本社工場など2工場を集約し、7月からの稼働を目指す。同社の家庭用浄水器は国内向けがほとんどだが、分譲マンション主体から戸建て向けに販売を広げ、交換用も含めて「順調に伸びている」(高城いづみ社長)という。
新工場の敷地面積は13万5000平方メートルで、旧本社工場の約9倍。研究開発や製品評価のR&Dセンター、平屋建ての工場棟、金型棟といった主要施設の延べ床面積は計3万8000平方メートルで、700人が勤務する。企業主導型保育所(定員12人)も併設する。投資額や生産能力は非公表。
タカギの2023年3月期の売上高は前の期比6%増の323億円だった。新工場の本格稼働後は主力の生産拠点は、つくば工場(茨城県つくば市)とベトナム工場を合わせた3カ所となる。旧本社工場は手狭になり、5階建ての建物もあるなど生産効率が悪かったという。
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