自動車販売の業界団体が1日発表した4月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は前年同月比11%減の31万346台だった。4カ月連続で前年実績を下回った。ダイハツ工業で23年12月に公表した大規模な認証不正問題による出荷停止の影響が続いている。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。登録車(排気量660cc超)が6%減の20万7536台、軽自動車は21%減の10万2810台だった。
ダイハツは68%減の1万6701台で、7カ月連続で前年実績を下回った。同社は認証試験の不正によって国内の完成車工場での生産を一時停止した。国土交通省が出荷停止指示を解除した車種から順次出荷と生産を再開しているものの、納車は限られており依然として減少率が大きい。
国交省は4月19日に現行生産の27車種全てで出荷停止の指示を解除した。ダイハツは本社工場(大阪府池田市)の稼働を5月7日に再開する予定で、これにより国内4つの完成車工場が全て稼働することになる。5月以降に販売台数が回復する見込みだ。
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