野村証券に勤めていた神奈川県葉山町の無職、梶原優星容疑者(29)は、ことし7月、広島市西区で80代の夫婦に睡眠作用のある薬物を飲ませて意識もうろうの状態にさせた上、住宅に火をつけて現金およそ2600万円を奪ったとして、強盗殺人未遂と放火の疑いで10月、逮捕されました。
この事件を受けて、野村証券は、営業部門の社員が顧客の自宅を訪問するときのルールを新たに設けるなど営業現場の管理をこれまでより強化するとしています。
これについて、加藤金融担当大臣は8日の閣議のあとの会見で、「野村証券が会社としての対応を公表し、そのなかには具体的な対応策が書かれていたものと認識している。こうしたものがしっかりと実施されていくことが重要だ」と述べました。
その上で金融庁として会社が公表した対応策の実施状況を確認していく考えを示しました。
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