キオクシアは、もとは東芝の半導体事業の会社でしたが、2018年に東芝の経営再建策の柱としてアメリカの投資ファンドなどに買収され、独立しました。
当初は10月中の東京証券取引所への上場を目指していましたが、世界的に半導体関連の株価がふるわないとして上場時期を延期していました。
これについて、会社は、手続きの方式を変更し、12月から来年6月までの間に上場を目指すことになりました。
従来は東証から上場の承認を受けた後に金融庁に有価証券届出書を提出し、投資家などと対話しながら売り出し価格を決めますが、この方式では、承認の前に届出書を提出して、投資家との対話もできることから株式公開までの期間が短縮できるとしています。
会社は半導体の市況や株式市場の動向を踏まえて適切な上場のタイミングを探るねらいがあり、上場による資金の調達で設備投資を進め、競争力の強化につなげたい考えです。
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