決算発表会見に臨む大同メタルの古川智充社長兼最高執行責任者(7日、名古屋市)

大同メタル工業が7日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、経常利益が前年同期比18%増の26億円だった。主力の自動車エンジン用のすべり軸受けで中国の二輪メーカー向けの開拓が進んだ。北米でもハイブリッド車(HV)関連の受注が増えた。価格転嫁の進展も寄与した。

売上高は8%増の684億円だった。自動車以外の分野では更新需要に伴う大型船舶のほか、データセンターで使う発電機用の軸受けが好調だった。純利益は14%減の5億2800万円。移転価格税制に関わる法人税の計上が影響した。

25年3月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。

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