みずほ銀行は7日、企業向け貸出金利の指標となる長期プライムレート(長プラ、最優遇貸出金利)を0.1%引き上げて年1.85%にすると発表した。2009年11月以来、15年ぶりの高い水準となる。8日から適用する。SBI新生銀行とあおぞら銀行、商工組合中央金庫も同水準となる。
みずほ銀は「国内社債市場や国債市場をはじめ市中金利の上昇などを踏まえて見直した」と説明する。引き上げは3カ月連続で、24年は1月の1.40%から0.45%の上昇となる。
長プラはかつて住宅ローンや大企業向け貸し出しの金利の基準とされた。現在の企業向け貸出金利は短期金利に連動する東京銀行間取引金利(TIBOR)や短期プライムレート(短プラ)を基準に決めることが多い。長プラを基準金利として使うことは減り、残高の規模も少ないため影響は限定的という。
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