ネスレ日本が値上げを発表した商品群のうち、単位量あたりの価格改定率が最も大きい「ネスカフェエクセラつめかえ用袋」(現在は95g)

ネスレ日本は7日、コーヒーやキットカットなど飲料・菓子製品の133品目を値上げすると発表した。2025年2月もしくは3月の納品・発売分が対象となる。コーヒー豆やカカオ豆の価格高騰や為替の円安で原材料費が上昇しているため。企業努力での吸収が難しいことから転嫁に踏み切る。

主力の「ネスカフェエクセラ」は3月1日発売分から希望小売価格を1293円から1617円へ引き上げる。内容量も170グラムから150グラムに減らす。単位量あたりの価格改定率は約42%になる。「ネスカフェエクセラつめかえ用袋」(現在は95グラム)は価格改定幅が該当商品群の中で最も大きく、単位量あたり約78%値上げする。

「キットカット」は価格を685円に据え置いたうえで、3月1日発売分から内容量を13枚から11枚に減らす。1枚当たりの価格改定率は18%。値上げは「エクセラ」が24年5月以来、「キットカット」は同3月以来となる。

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