「ヘルシオ ホットクック」の新シリーズでは鍋の前面に液晶画面を搭載した

シャープは7日、自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の新シリーズ「with(ウィズ)シリーズ」を21日に発売すると発表した。機能を絞ることで想定価格を3万9000円前後と、従来品(約6万6000円)よりも4割程度安くした。手ごろな値段にすることで、ユーザーの裾野を広げる。月産台数(見込み)は1500台。

従来の「pro(プロ)シリーズ」にある具材を自動でかき混ぜる機能などを省いている。代わりに、かき混ぜのタイミングやコツを液晶モニターを通じて知らせる機能を搭載した。

例えばホットクックに登録されているメニューの中から「肉じゃが」を選んだ場合、具材を中に入れてスタートボタンを押した後、しばらくたつと機体前面の液晶モニターに「味を全体になじませるため、上下を入れ替えるように大きく混ぜてください」というメッセージが表示される。

シャープの国内キッチン事業部長の池上教久氏は「(消費者から)手が届きやすいエントリーモデルが欲しいとの要望を受けて開発した。これまでのファミリー層以外の新たな客層も開拓していきたい」と話している。

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