国債は、価格が下がると金利が上昇するという関係にあります。

7日の債券市場では、日本国債を売る動きが強まり長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが一時、1.010%まで上昇しました。

日本の長期金利が1%を超えるのは、日銀が追加の利上げに踏み切った直後のことし8月1日以来およそ3か月ぶりです。

上昇した背景には、トランプ氏が公約に掲げる減税策や輸入品に高い関税を課す政策でアメリカ国内のインフレ傾向が再び強まるのではないかという見方が広がってアメリカの長期金利が一時、およそ4か月ぶりの高い水準まで上昇した流れを受けたためです。

市場関係者は、「トランプ氏が掲げている減税策などの公約がどこまで実行されるのか慎重に見極めたいという投資家も多く、今後のトランプ氏の発言などに注目が集まっている」と話しています。

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