日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が7日発表した10月の車名別の国内新車販売で、トヨタ自動車の「ヤリス」が2023年7月以来15カ月ぶりに首位となった。6月の認証不正問題で生産を停止していた「ヤリスクロス」の生産を9月に再開し販売が回復した。
ヤリスの販売台数は前年同月比6%増の1万6830台だった。認証不正の影響で7月には前年同月比38%減まで落ち込んでいた。9月まで生産を停止していた反動で販売を伸ばした。
2位はホンダの軽自動車「N-BOX」で、前年同月に刷新した反動で27%減の1万6821台だった。3位はトヨタの「カローラ」で26%増の1万4865台。「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」を9月に生産再開したことで販売が伸びた。
乗用車の新車販売に占める電気自動車(EV)の割合は1.3%で前年同月から0.7ポイント下がった。販売台数は35%減の4325台で、EV販売首位の日産の軽「サクラ」が52%減の1448台だったことなどが影響した。
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