白馬エリアでは主要スキー場の利用者数が約2割増えた(エイブル白馬五竜)

長野経済研究所(長野市)は、2023年度県内主要スキー場利用動向調査(速報)を発表した。県内22カ所のスキー場利用者数は計445万人と22年度から4%増え、19年度の438万人を超えた。白馬村周辺では利用者が約2割増えたが、インバウンド(訪日外国人)客が好調な中でも利用者が伸び悩むエリアも多い。

エリア別では白馬村や小谷村など大北地域(5スキー場)が計134万人と前年度から約2割増えた。志賀高原(山ノ内町)や野沢温泉村などの北信地域(5スキー場)は計178万人と県内最大規模だが、前年度比2%減だった。

県内9エリアのうち、利用者数が前年度比で増えたのは大北地域の他に菅平高原スノーリゾート(上田市)などの上小地域と長野地域、木曽地域の4エリアだった。

調査期間は23年11月以降のスキー場オープンから24年3月末まで。調査対象の22スキー場は県内スキー場の利用者数の約7割をカバーしているという。

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