「全労連」の大会は東京の代々木公園で開かれ、主催者発表で1万2000人が参加しました。
この中で「全労連」の小畑雅子議長は能登半島地震の被災地について「現在でも暮らしや命を維持することが最優先の状態におかれた被災者の当面の暮らしの保障など課題は山積みで、政府と石川県には、万全の支援を継続することを強く求めたい」と述べました。
このあと、実質賃金の低下が続く中、格差と貧困が広がり労働者の暮らしは厳しさを増しているとして、物価上昇分を上回る大幅な賃上げで生活改善をはかるほか、ジェンダーの平等の視点から格差の是正を目指すなどとするメーデー宣言を採択しました。
参加者で、病院で働く理学療法士の男性は「人がぎりぎりで足りておらず給与を上げるためにも国には診療報酬の改善を訴えたい」と話していました。
また保育士の40代の男性は「保育士を増やして子ども一人一人に寄り添った丁寧な保育ができるような労働環境を整えてほしいです」と話していました。
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