トヨタ自動車が6日発表した2024年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比26.4％減の1兆9071億円だった。中間期として減益は2年ぶり。認証不正とリコールによる一部車種の生産停止、中国市場の競争激化で苦戦が続いていることなどが響いた。25年3月期のレクサスブランドを含むトヨタ単体の世界生産台数の計画を、従来の1千万台から970万台に引き下げた。
販売台数は2.8％減の502万9千台と、前年を下回った。本業のもうけを示す営業利益は3.7％減の2兆4642億円、売上高は5.9％増の23兆2824億円だった。
認証不正などによる生産停止により、営業利益が前年同期に比べ1400億円減った。仕入れ先を含めた賃上げなどに対応する「人への投資」を増やしたことも利益を押し下げた。
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