富士ソフトをめぐっては、アメリカの投資ファンドのKKRとベインキャピタルがともに会社の非上場化をめざして買収を提案し、争奪戦の様相となっています。
このうちKKRはことし9月5日から11月5日まで1株当たり8800円でTOB=株式の公開買い付けを進めていましたが、6日、新株予約権を含めて35%の株式を取得することになったと発表しました。
ただ、株式の非公開化に必要な割合に届いていないことから、ファンドは11月中旬をめどに同じ価格で2回目のTOBを行う予定だとしています。
一方、ベインキャピタルは、先月、さらに高い価格の1株当たり9450円で、TOBを行うことを提案し、会社側の賛同を得たうえで、11月上旬にも開始したいとしていて、2つのファンドによる争奪戦が激しくなる中、株主がどういった判断を示すか、注目されます。
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