静岡県は5日、浜松市で県内製造業者などを対象にした「空飛ぶクルマ」の説明会を開いた。機体製造でスズキと提携するスカイドライブ(愛知県豊田市)が講演して、研究・開発に必要な技術などを伝えた。次の段階として県は県内企業対象にスカイドライブとの商談会を年度内に開く。
県と県産業振興財団が主催した。斉藤卓己経済産業部長代理は「県西部には自動車関連産業が集積しており潜在力がある」と話し、同社とのマッチング支援に意欲を示した。県は27年度の県内商用運航開始を目指しており、県保有の3次元の地形データを使った航路策定なども進めている。
5日には「スカイドライブが求める技術」と題して同社の岸信夫最高技術責任者(CTO)と調達担当者が講演した。空飛ぶクルマの基礎知識や市場環境に加えて、機体部品の詳細、取引先に求める品質条件なども提示した。
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