実証実験でいすゞが走らせる自動運転仕様の大型トラック

豊田通商などは5日、大型トラックを使った自動運転技術の実証実験を新東名高速道路で始めたと発表した。サービスエリアの駐車場での発車や停車をシステムが担うほか、本線では故障車などの情報受信を確認する。一定条件下で自動運転を実現する「レベル3」相当の技術を試す。

経済産業省と国土交通省の事業を豊田通商などが受託し、いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスの4社が参加する。

駿河湾沼津と浜松の両サービスエリア間で実験する。一般車に混じりながらサービスエリアの特定の駐車スペースにトラックを安全に停車して発車できるかを試す。本線では人間が車を運転し、道路側の機器から発信される故障車や落下物の情報を安定的に受信できるかなどを確認する。

実験は2024年末まで。25年度はサービスエリアから本線への合流や車線変更を含めた自動運転の検証をする。

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