東北電力は2日、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機で発電と送電を3日に開始すると発表した。当初は7日を予定していたが、作業が順調に進み前倒しした。原子力規制委員会による検査を経て12月に営業運転を再開する予定だ。
平常の再稼働であれば原子炉起動から徐々に出力を上げて営業運転へと移行するが、13年ぶりの起動のため定格(100%)の熱出力に達した後に原子炉を止める工程を設ける。機器に問題が生じていないか点検・確認し、本格運転の再開に備える。
女川2号機は東日本大震災の被災地に立地する原発として初めて10月29日に再稼働した。30日には核分裂反応が安定して続く「臨界」に達していた。
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