BIPROGY(ビプロジー、旧日本ユニシス)は30日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比3%減の245億円になる見通しだと発表した。基本給を底上げするベースアップや研究開発費など成長投資の拡大で販管費が増える。前期に税負担が減っていた反動も出たもよう。

売上高にあたる売上収益は4%増の3850億円を見込む。国内企業の堅調なデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込み、システム開発や運用の受託事業が好調に推移する。

同日発表した24年3月期連結決算は、売上収益が前の期比9%増の3701億円、純利益が25%増の252億円だった。増収効果や賃上げ促進税制の適用による税負担軽減などが寄与した。

また27年3月期まで3カ年の新経営方針も発表した。売上収益で4200億円、調整後営業利益率で11%(24年3月期は9%)を目指す。

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