老舗料亭の下鴨茶寮(京都市)は31日、自社で運営するオンラインショップが不正アクセスを受け、1万6682件のクレジットカード情報が漏洩した可能性があると発表した。氏名や住所などの個人情報は1万9235件が流出した恐れがあるという。オンラインショップ利用者には、身に覚えのない請求がないか確認するよう呼びかけている。
カード情報が漏洩した可能性があるのは2021年6月から24年5月までに同社のオンラインショップでカード決済をした顧客。対象者には個別に電子メールで連絡する。
不正アクセスがあったのは「下鴨茶寮オンラインショップ」の旧システム。オンラインショップは5月14日に新システムへ移行していた。7月16日にカード会社から情報漏洩の可能性があると連絡を受け不正アクセスが発覚。その後、第三者機関による調査を始め9月2日には調査を終えたとしている。
同社のオンラインショップは現在、カード決済を取りやめている。新システムでの不正アクセスは確認されていないという。
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