西部ガスホールディングスが31日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%減の11億円だった。液化天然ガス(LNG)価格の下落による原料費調整で、ガス料金の単価が下落したことが響いた。4〜9月期としては4年ぶりの減収減益となる。
売上高は7%減の1122億円、営業利益は36%減の16億円だった。主力の都市ガス販売は業務用が好調で家庭用などの減少を補い微減にとどめたが、単価下落の影響で収益は振るわなかった。不動産事業は分譲マンションの販売戸数の増加で増益となった。
加藤卓二社長は31日の記者会見で「減収減益だが、中身を見ればそこそこの結果は出ている」と強調したうえで「これから最需要期である冬を迎える。想定を上振れすることを期待したい」と語った。
25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高が前期比1%増の2600億円、純利益は19%減の50億円を見込む。
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