「バーガーキング」はコメをパティにして挟んだ限定バーガーを11月1日から発売する(東京都内の店舗)

「バーガーキング」を展開するビーケージャパンホールディングス(東京・千代田)は、具のパティにコメを使った和風バーガーを11月1日から売り出す。コメのパティは京都の老舗米穀店、八代目儀兵衛(京都市)と共同開発した。国内ファンだけでなく日本のバーガーキングを訪れるインバウンド(訪日外国人)客にも訴求する。

11月1日から売り出す和風バーガーの名称は「KYOTO(京都)ワッパー」(単品価格は990円)。じか火で焼いた牛肉のパティに加え、コメでつくったパティを挟んだのが特徴だ。KYOTOワッパーの発売に合わせて、2024年度の新米と玄米を混ぜ合わせたコメのパティを新たに開発した。牛のパティとの相性を考慮しながら、コメ本来の甘みや粒が立った食感を楽しめる商品にした。

一部店舗を除き全店で取り扱う。販売期間は未定だが、商品が売り切れ次第順次販売を終える。

「KYOTOワッパー」はコメのパティと牛肉のパティにレタスやトマトなどの野菜も挟んだ

バーガーには、店内で切った新鮮なレタスやトマトなどの野菜も挟む。4種類のだしからなる「だし醤油」やトウガラシ、サンショウなど4種の香辛料で味を際立たせたショウガのソースで味付けした和風の味を前面に出した。

今回組んだ八代目儀兵衛は、コンビニエンスストアの「セブンイレブン」やスーパー「イトーヨーカドー」のおにぎりや弁当などでもコラボしており知名度を上げた。これまで、バーガーのバンズ(パン)にコメを使用する商品はあったが、パティに使うのは珍しい。米国発バーガー店と日本の老舗コメ店の日米タッグで訪日客を含めて新規のファンを開拓する。

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