パナソニックは30日、段差の昇降を補助する踏み台の付いた手すりと、外出時に使う歩行車の新製品を11月18日に発売すると発表した。歩行を補助する製品を充実させることで、高齢者の外出機会の創出につなげる。
パナソニック傘下で介護用品の販売や介護施設の運営を手掛けるパナソニックエイジフリー(大阪府門真市)が介護用品店など法人向けに販売する。消費者は店舗からレンタルしたり購入したりして使う。
踏み台の付いた手すり「ステップサポート」は玄関や掃き出し窓など、段差のある場所に置いて使用する。手すりや踏み台の数によって金額は異なるが、希望小売価格は14万3880円から。
外出用の歩行車「カウサポ スリム」の希望小売価格は9万8450円。2023年8月から販売する商品と比べて横幅を4センチメートル縮小し、小柄な人が使いやすくした。収納部分の容量も従来から約4リットル増やした。
パナソニックエイジフリーの設立は16年。23年度の売上高486億円のうち、介護用品・設備事業は全体の19%を占める。
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