堀場製作所は30日、細かく砕けたプラスチック片「マイクロプラスチック」を観察するキットの一般販売を始めた。健康や生態系に悪影響を及ぼすとの指摘があり、小中学生などが身近な浜辺の砂に含まれるマイクロプラスチックを観察する授業やイベントでの活用を見込む。関連する出前授業やイベントを今後5年で100件実施する計画だ。
観察キットは「ぷらウォッチ」。プラスチックなどに付着して光る染色液を砂にかけて段ボール製の本体に入れ、スマートフォンのカメラで拡大して観察する仕組み。堀場製作所は2021年にキットを開発し、これまでは教育関連など一部のウェブサイトで販売していたが、電子商取引(EC)サイトなどに販路を広げる。希望小売価格は4万9500円。5年間で1000台の販売をめざす。
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