名古屋鉄道は30日、事前予約して乗り合う「デマンド交通」の実証実験を名古屋市港区で11月13日から始めると発表した。乗客は名鉄が運営するウェブアプリから、乗車場所や希望乗車時刻などを指定して予約する。1回の乗車料金は300円。市内の公共交通網から遠い「交通空白地」の解消に向け、新しい交通手段を試す。

実験は行政や名古屋大学と連携し、2025年2月12日まで同市の西福田地区で実施する。予約した乗客と運転手をAI（人工知能）でマッチングする仕組みも設ける。アプリではイオンモールなどで使えるクーポンを配布し、地域住民の外出を促す。

【関連記事】

  • ・「大都市デマンド交通」名古屋の模索　市バス縮小見据え
  • ・名鉄、アプリで乗り合いタクシー　高齢化で移動需要に的

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。