テルモが販売する小型体組成計「ラチェッタ」

テルモは30日、医療用の小型体組成計「ラチェッタ」を発売したと発表した。重さを310グラムと軽くしたことで、病院内で持ち運びしやすくした。手術を控える患者の水分量や筋肉量などを手軽に計測できる。

希望小売価格は税別95万円。体の水分量や脂肪量、体脂肪率、体格指数(BMI)、筋肉量などの項目が測定できる。患者の手足に電極と電極コードを付けて測定する方式のため、寝たままや座ったままでも測定ができる。従来の体組成計は大型で据え置き型のものが多く、持ち運びしづらかった。

筋肉量や筋肉の機能が低下した状態では手術後の合併症の有無などに影響が出る。点滴などで栄養状態を改善する必要が発生する場合もあるため、持ち運びしやすく寝たままでも測定できる体組成計のニーズは高い。

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