京セラ

京セラは30日、2025年3月期の連結純利益が前期比30%減の710億円になりそうだと発表した。11%増の1120億円を見込んでいた従来予想から一転減益となる。半導体用パッケージなどの不振が響く。

また、同日、コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)を一部変更して、保有するKDDI株について、「今後5年間で3分の1程度を売却するとともに、以降も継続的な縮減を検討する」という方針を策定した。京セラはKDDIの大株主で、3月末時点で同社株の約15%を保有している。従来はKDDI株を担保にした借り入れなどのために「保有を維持する」という方針を掲げていたが、京セラの谷本秀夫社長は今年秋をメドに、一部売却も視野に見直すとしていた。

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