日立製作所は30日、2025年3月期の調整後営業利益(連結ベース、国際会計基準)が前期比16%増の8750億円になる見通しだと発表した。従来予想から200億円上方修正した。大量の電力を消費するデータセンターの建設増加などを背景に、変圧設備など送配電事業が想定以上に伸びる。
売上高にあたる売上収益の見通しは6%減の9兆1500億円と、従来予想から1500億円引き上げた。純利益は2%増の6000億円の予想を据え置いた。自動車部品の日立Astemo(アステモ)の持ち分法投資損益の悪化を反映した。
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