サイバーエージェントは、インターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」で放送する競技マージャン「Mリーグ」の配信を中国で始めると発表した。マージャン発祥の土地でもある中国では、若年層を中心に日本式ルールの人気が高まっているといい、リアルタイムで試合を見たいという需要を取り込む。
eスポーツ大会の運営・配信を手がける中国の上海中璽体育(上海市)とMリーグの配信権に関する契約を結んだ。11月18日から、同社の配信サービスで試合を見られるようにする。同社からアベマが放映権料を受け取る。
Mリーグは2018年にサイバーなどが設立した。プロがマージャンで得点を競い、全試合をアベマで生放送するのが特徴だ。日本では30代以上の男性のほか、20代男性や10代女性でも人気が広がりつつある。
アベマは独自番組などを海外にも売り込む。1月にはタイ、フィリピン、韓国で音楽ライブなどを配信するサービス「ABEMA Live」を始め、米国にもサービスを広げた。総合格闘技などのスポーツ興行も扱い、視聴権を番組ごとに購入できる仕組みにした。
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