タカラトミーは29日、2025年3月期の連結純利益が前期比48%増の145億円になる見通しだと発表した。従来予想から20億円上方修正した。ミニカーの「トミカ」やぬいぐるみなどの販売が伸びた上半期(24年4〜9月)の上振れ分を通期の業績予想に反映した。
好業績を受け、25年3月期の年間配当を1株56円(前期は記念配含め50円)とする。従来予想は48円だった。4〜9月期の配当(中間配当)と25年3月期末の配当を従来予想よりそれぞれ4円増やす。
売上高は15%増の2400億円の見通しで従来予想から100億円引き上げた。4〜9月期に「BEYBLADE X(ベイブレードエックス)」の欧米向けの輸出が始まり販売が拡大した。子会社のタカラトミーアーツ(東京・葛飾)はぬいぐるみやカプセルトイが好調だった。
あわせて24年4〜9月期の連結売上高が前年同期比25%増の1200億円、純利益は43%増の80億円になったと発表した。いずれも従来予想を上回った。
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