スペインのイベリア航空は27日、新型コロナウイルスの流行で2020年から運航を取りやめていた成田―マドリード便を再開した。日本とスペインを結ぶ唯一の直行便で週3往復。アジアで存在感を高め、観光当局と共に日本人観光客の一層の誘致を目指す考えだ。
スペインからの来日観光客数が23年、コロナ禍前の水準に近づいたことからも十分な需要があると判断したとみられる。同航空のマルコ・サンサビニCEOは声明で「需要が許す限り、25年までに便数を増やすことを目標としている」と述べた。
1986年に就航したが、不採算などを理由に98年に撤退。2016年に再就航させたが、コロナ禍で運航を停止した。
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