茨城県の大井川和彦知事は25日、韓国格安航空会社(LCC)のエアロK航空が12月から茨城空港(同県小美玉市)と清州(チョンジュ)を結ぶ連続チャーター便を初運航すると発表した。2023年10月から運休していた中国LCCの春秋航空による上海との定期便も12月下旬から約1年2カ月ぶりに再開する。
韓国・ソウルの南東約100キロにある清州とを結ぶチャーター便は12月3日〜2025年3月4日の火・木・土曜の週3便が運航される。HISやハナツアーなど日韓の旅行会社が扱う団体ツアー客のほか、エアロKが個人に販売を予定する。
県によると、韓国からの県内宿泊者数は2023年に約2万1000人と過去最多だった。韓国内よりプレー料金が割安でゴルフを楽しみに訪れる客が多いという。「ゴルフツーリズムといえば北海道、九州だったが、就航によって茨城を知ってもらえたら」と大井川知事も期待を込める。
上海便は12月24日から火・木・土曜の週3便で定期運航を再開。春秋航空は12月24、26、28日の3往復のみだが約4年10カ月ぶりに中国・西安便も運航する。試験運航として新型コロナウイルス禍を経た旅客需要を探る狙いもあるようだ。県は西安便も本格的な運航再開を働きかけていく。
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