感染症用抗原検査キット大手のタウンズは、簡易検査キット開発のスタートアップで出資先のファーストスクリーニング(FSC、東京・渋谷)と技術ライセンス契約を結んだと発表した。FSCの電極付きセンサーを用いた簡易検査の技術を生かし、高血圧や糖尿病など慢性疾患を手軽に検査できるキットの商品化を目指す。
FSCは2018年に設立。小さなスティックに電極付きセンサーを組み込んだ検査キットを開発している。センサー部分に尿など少量の検体をたらして測定器に差し込むと、データがスマートフォンに送信される。
この技術を生かし、タウンズは高血圧などのほか、心血管疾患や腎疾患を家庭や医療機関で簡易検査できるキットの実用化を目指す。タウンズは6月に東証スタンダードに上場。新型コロナウイルスなど呼吸器感染症の抗原検査キットを主力としてきたが、5年後に慢性疾患や性感染症など新領域に進出する計画を掲げ製品開発を進める。
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