OKIは自社展示会で荷物の自動管理サービスを公開した。QRコードなどのタグを荷物に取り付け、スマートフォン上で荷物の所在を管理できる。導入の手軽さや初期投資などのコストの低さをアピールし、中小規模の倉庫への導入を狙う。2024年度内の商用化を目指す。
スマホ向けアプリケーションサービスとして提供を予定しており、価格は月額制で数万円程度を想定する。多言語対応を目指しており、海外事業所の倉庫などでも現地の職員とのやり取りをスムーズにできるようにする。
荷物と運搬先の棚などにあらかじめタグを付け、荷物や管理場所の情報を登録しておく。フォークリフトに取り付けたタグの読み取り機が、運搬する荷物と運搬先の棚のタグを読み取る。それらの情報をスマホのアプリに表示して荷物の所在を管理する。棚の段ごとにタグを付けておくことで、何段目に荷物が置かれているかといった詳細な管理もできるという。
倉庫などの屋内では全地球測位システム(GPS)の精度が低下するため、屋内では電波を使って位置を特定するビーコンを10メートル間隔で設置して位置情報を管理する。
OKIの担当者は「大多数の中小企業の倉庫ではまだデジタル化が進んでいない。最小限の投資で荷物管理をデジタル化できる強みを押し出していきたい」と話す。
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