東北電力は25日、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機を29日に再稼働すると発表した。同日の午後6〜8時ごろに原子炉を起動する見通しだ。2011年に事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としては事故後初の再稼働となる。
起動前に必要な検査がすべて完了する見通しが立ち、原子炉を起動できると東北電が最終判断した。29日の原子炉起動を経て11月上旬に発電を再開し、12月の営業運転開始を予定している。
電力各社が原発を動かすには福島第1原発の事故後にできた新たな規制基準を満たす必要がある。これまでに国内12基が再稼働し、女川2号機が13基目となる。東北電は常時稼働させる基幹電源として活用し、冬場の電力需要増加に対応する。
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