災害発生時の備えとして賞味期限が製造日から5年間と長期保存が可能な菓子に注目が集まっている。日常のおやつとしておいしく食べられるスナック菓子やせんべい、ようかんは、災害時の栄養補給に役立ちそうだ。(共同通信=増井杏菜記者)
信州ひかり屋(長野県松本市)の「ザクザクげんまいくん」は、玄米を素材に使ったスナック菓子だ。塩、梅、カレー味の3種類があり、非常食としてそのまま食べられるほか、カップスープなどほかの防災食品と組み合わせることで、栄養バランスを整えた食事にすることもできる。1袋100グラム入りで希望小売価格は810円。
新潟味のれん本舗(新潟県長岡市)の「おかゆみたいなせんべい―おやさいプラス―」は、消化吸収と口どけがよいのが特徴だ。消費者庁が定めた食物アレルギーの原因となり得る卵や小麦など28品目を含まない。幼児や高齢者も安心して食べられる。国産米を100%使用。非常食として活用することを想定し、栄養バランスを考えてカルシウムや野菜も配合した。12枚入りの1袋で販売価格は302円。
榮太樓總本鋪(東京)の「5年そなえようかん 小豆10本入」は、北海道産の小豆を使用した。持ち運びやすく、片手で手軽に食べられるようにアルミフィルムに入れたスティックタイプ。1本約30グラム当たり89キロカロリーで、被災時のエネルギー補給はもちろん、登山にも持って行ける。販売価格は10本入りで1188円。(いずれも価格は変動する場合があります)
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