NECと樹脂原料販売の丸喜産業(富山県高岡市)は人工知能(AI)で再生プラスチックの生産効率を高めるサービスの事業化を2025年度に目指す。9月の実験ではプラスチックの希望の性能や色をシステムに入力し最適な添加剤などの種類や量を示した。経験の浅い作業員の作業時間を半減できた。具体的なサービス内容は今後詰める。
AIなどを材料開発に応用する手法「マテリアルズ・インフォマティクス(MI)」を活用した。丸喜産業が持つ配合データを生かす。再生プラは環境対応で需要が高まっているが、従来配合作業は熟練の作業員の経験と勘に頼っていた。
24年度中にシステムを丸喜産業に導入する。他の再生プラ事業者への具体的なサービスは今後詰める。
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