大丸東京店(東京・千代田)は23日、2025年の初売り向け福袋を発表した。物価高が続く中、デパ地下の弁当や和洋菓子のスイーツ類、レストランをお得に楽しめる福袋などを売り出す。同店の25年初売りは1月3日からと今年に比べて1日遅くする。人気のデパ地下やスイーツなど人気の品を前面に出しお得さも訴えて集客の目玉にする。
「食品制覇福袋」と題し、同店の弁当やスイーツ、レストラン・喫茶それぞれを割安な価格で楽しめる福袋を展開する。
和洋菓子売り場の48ブランドでそれぞれ2000円分使える買い物券をセットにした「菓子制覇福袋」(6万円)と、同様に3000円の買い物券25ブランド分をセットにした「レストラン喫茶制覇福袋」(5万円)を追加した。24年福袋では弁当のみが対象だった買い物券セットを25年は種類を増やす形。菓子制覇福袋の場合、約4割引で購入できる計算だ。
これ以外にも、紫水晶「アメシスト」や天然石のブレスレットなどをセットにした福袋(2025万円)や、缶詰やジュースなどの食品を詰め合わせた20キログラム超えの重さがある「ヘビー」な福袋(2万250円)などをそろえる。25年のえとがへび年に当たることにちなんで言葉遊びをした名称を付けた。
大丸松坂屋百貨店は25年の初売りについて1月2日を25年ぶりに休業とすることを決めており、初売りは1月3日となる。
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