防衛省向けの航空機用エンジン事業を本社に移し人材配置の効率化を図る(三菱重工本社が入居する東京都千代田区のビル)

三菱重工業は23日、完全子会社の三菱重工航空エンジン(愛知県小牧市)が手掛ける防衛省向け航空機用エンジン事業を吸収分割により承継すると発表した。エンジンの設計や製造だけでなく販売やアフターサービスにかかわる事業も対象となる。三菱重工本社の防衛・宇宙セグメントに防衛関連の事業を集約することで今後の規模拡大に対応する。

会社分割は2025年4月1日を予定する。分割による三菱重工の業績への影響は連結、個別とも軽微。三菱重工航空エンジンは旅客需要の拡大に伴い需要増が見込まれる民間航空機用エンジン事業の規模拡大に注力する。

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