会見するトヨタ車体の松尾社長(23日、豊田市)

トヨタ自動車子会社のトヨタ車体(愛知県刈谷市)は23日、2025年1月3〜17日にサウジアラビアで開かれる「ダカールラリー」に参戦すると発表した。多目的スポーツ車(SUV)「ランドクルーザー(ランクル)」の300モデルで走行し、12連覇に挑む。

ダカールラリーは砂丘や山岳地帯を中心に約8000キロメートルをおよそ2週間かけて走る「世界一過酷なモータースポーツ」と言われる。トヨタ車体は1995年から30年間連続で参戦している。

23年からはランクルの200モデルに代わり、300モデルで走行している。安全装備などのほかは市販車に近い状態で走行する市販車部門で、2014年から11連覇を果たしている。

23日に愛知県豊田市で開いた発表会で、社員ドライバーの三浦昂氏は「ランクルの持つ走破性、信頼性、耐久性を磨いてきた」と話した。トヨタ車体の松尾勝博社長は「前人未到の12連覇を成し遂げてくれることを期待している」と述べた。

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