NTTコミュニケーションズ(コム)は22日、生成AI(人工知能)の基盤となるNTT独自の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi(つづみ)」と、米セールスフォースが日本市場向けに提供するシステムを連携させると発表した。2025年中のサービス開始を目指す。セールスフォースは顧客企業が複数のLLMから最適なものを選んで使用し、業務改善につなげられるシステムを提供する。
両社が組むことで、国産のLLMを利用したいという顧客の需要に応え、業務プロセスの改善などデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。
tsuzumiは高い日本語処理能力を持ち、柔軟に学習させることができる。業界特有の専門用語や知識などを学習させ、商談の議事を的確に記録したり適切な顧客対応ができたりするようになる。
NTTコムの福田亜希子スマートワールドビジネス部長は「両社で日本ならではの新しい業務のあり方や顧客体験をつくり出していく」とコメントしている。
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